【NYから現状コロナ情報】

【日本における新型コロナウイルスに関する水際対策強化(新たな措置)】 4月27日,日本において水際対策強化に係る新たな措置が決定され,入国拒否対象国・地域にアラブ首長国連邦,サウジアラビア,ロシア,ドミニカ共和国及びペルー等新たに14カ国を追加するとともに,検疫強化措置の対象地域の追加・延長等を決めました(詳細は以下の外務省広域情報をご覧ください)。 米国から日本への渡航者は既に本件措置の対象となっていますが,今回の決定により,当初4月末日までとなっていた検疫強化措置の実施期間が5月末日まで延長されましたのでご注意ください。 広域情報:日本における新型コロナウイルスに関する水際対策強化(新たな措置) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C048.html

【州政府等による措置等のポイント】 (注)各州政府の措置等についても,できる限り正確な情報を記載するよう努めておりますが,ご自身に関係する事項については,米側当局が提供する情報に依拠してください。

◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(4月27日) - 昨4月26日の総入院者数は1万2819人で14日連続減少し、1日の入院者数も1052人と10日連続減少している。死者数は337人とこちらも2日連続して400人を下回ったが依然として高い水準である。 - 前回実施した3000人の抗体検査に更に4500人を追加して計7500人に検査を実施した。その結果、対象の14.9%(前回13.9%)が抗体を持っていることがわかった。特にNY市は24.7%の州民が陽性となり、これはNY市民約200万人が感染している可能性を示唆している。 - 5月15日に期限を迎えるNY PAUSE政策を延長するかどうかについては、州内の各地域の感染率等の状況を踏まえながら対応する必要がある。現在、州北部等は5月15日以降に社会経済活動の一部が再開できる可能性があり、感染率が高く人の移動も多いNY市を含む州南部は引き続きNY PAUSE政策が延長される可能性が高い。 - NY PAUSE政策の延長・解除については、次の10ポイントを考慮すべきである。(1) CDCガイドラインに基づき入院数が14日連続減少しているか、(2)具体的にどの企業を再開するのか、(3)当該企業は、如何なる感染拡大予防措置(検温、監視、他者との距離の確保等)をとっているのか、(4)再開する地域の医療機関(ベッド数や人工呼吸器の数等)は十分か、(5)検査体制は十分か、(6)追跡体制は十分か、(7)2週間隔離するための施設は十分にあるか、(8)地域内での学校・交通・検査・追跡等が連携できているか、(9)他の地域から人を呼び込む行事等を禁止しているか、(10)状況を監視するための司令室があるか。 - 社会経済的活動を再開しそれを継続するための判断基準は、CDCのガイドラインを前提に (1)入院率、(2)抗体検査の結果、(3)ウイルス検査の結果、(4)感染率である。 - 感染拡大に応じた病床確保のために、NY州内でいくつもの施設を臨時病院に転用した。現在、病床数は足りているが、秋にインフルエンザが流行る可能性も踏まえ、NY州立大学ストーニーブルック校(サフォーク郡)及びNY州立大学オールド・ウエストベリー校(ナッソー郡)において設置した臨時病病院について、病院機能を一時停止するが施設は当面そのまま残すこととする。ジャヴィッツ・センター及びウェストチェスター郡センターについては、コンベンション・センターとしての本来の機能を戻すかどうかについて今後見極める。 - 今週、州内のブルーム郡、エリー郡、モンロー郡、ナイアガラ郡、オナイダ郡にドライブスルーのウイルス検査施設を開設する。予約を取るためには、1-888-364-3065に電話してほしい。 ・NY州の抗体検査の今回(計7500人)の暫定結果は以下のとおりです。 (全体)  陽性反応14.9%(前回13.9%) (性別)  女性(全体の52%):陽性反応13.1%(前回12%)  男性(同48%):同16.9%(同15.9%) (州南部地域別)  ロングアイランド(全体の14.4%):陽性反応14.4%(前回16.7%)  NY市(同43%):同24.7%(同21.2%)  ウェストチェスター郡・ロックランド郡(同6.6%):同15.1%(同11.7%)  その他(同35.9%):同3.2%(同3.6%) (州北部地域別)  Mohawk Valley:陽性反応2.6%  North County:同1.2%  Capital District:同2.1%  Hudson Valley (含Westchester/Rockland):同10.4%  Central NY:同1.3%  Southern Tier:同2.4%  Finger Lakes:同2.7%  Western NY:同7.1% (人種別)  アジア系(全体の8.8%):陽性反応14.6%(前回11.7%)  黒人(同14.3%):同16.9%(同22.1%)  ヒスパニック系(同17.7%):同32.0%(同22.5%)  マルチその他(同2.3%):同22.2%(同22.8%)  白人(同57.1%):同8.9%(同9.1%) (年齢別)  18-24(全体の11.7%):陽性反応12.4%(前回8.2%)  25-34(同18.6%):同17.4%(同15.9%)  35-44(同15.8%):同16.3%(同13.6%)  45-54(同16.4%):同19.0%(同16.7%)  55-64 (同16.8%):同14.8%(同14.9%)  65-74(同11.6%):同9.9%(同11.9%)  75歳以上(同9%):同9.6%(同13%)

◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ(4月27日) - 現在の検査体制では医療関係者が感染するリスクを負っているので,安全確保のため,検査を受ける者が,医療従事者の指導に従って自身で綿棒を用いて検査(Self-swab testing)をできるようにする。この仕組みを用いることで,現在15件/時間の検査数を20件/時間まで増加させることができる。もちろん,連邦政府からの支援も重要である。 - 検査後の追跡・隔離も重要であるので,市は追跡・隔離のために1000人を雇用する。医療関係の経歴を持つことを要件とし,報酬は5万5000ドルから6万5000ドルである。 - 他者と距離をとって運動等をできるようにするために道路を市民に解放する。最初は40マイルを予定しており最終的には100マイルが利用可能となる見込みである。

一人一人が 危機感をもち 正しい情報を得て行動すること! コロナに負けるな‼︎

Fumi